登山向けの帽子の選び方!おすすめ紹介!熱中症や紫外線対策、防寒などに必要!【キャップ】【ハット】【二ット帽・ビーニー】【おしゃれ】
登山では日差しや紫外線対策に、
熱中症対策に、
または防寒対策として、
その他おしゃれとしても、
帽子は重要なアイテムの1つです。
その帽子について、
選び方や種類、
おすすめの帽子を
紹介していきたいと思います。
登山で帽子は必要か?
登山で帽子が必要かという質問があれば、
私はあった方が良いと答えます。
その理由は
- 熱中症対策
- 頭部の保護
- 防寒対策
という登山で考えられる
リスクを避けるために
帽子はかぶっておいた方が
良いと考えます。
直射日光が当たる状態で、
外気温が30度の場合、
帽子をかぶるだけで、
頭の温度を
10度前後下げる事ができます。
これは数字で見ても熱中症対策として、
充分効果があると言えるでしょう。
また、登山中は
岩場や木が生い茂った場所も多く、
岩場や落石、木の枝などで頭に当たり、
ケガにつながる可能性もあります。
そのため、
頭に何もつけないよりも
頭部の保護として帽子をかぶった方が
ケガのリスクを減らせます。
秋になれば寒さも感じる時期になり、
頭部の防寒が必要になります。
気温が低いと耳が冷たくなり、
登山どころではなくなります。
時期によっては
防寒対策としてニット帽などが
必要になります。
登山用の帽子の必要な機能
登山は時期や場面によって環境も変わり、
それに応じて、
準備をしなければなりません。
登山中は長時間汗をかくこともあり、
日差しが強かったり、風が強かったり、
木の枝や岩場での
ケガのリスクなどもあります。
できる事なら、
登山で使える機能を持った
登山用の帽子を選ぶようにしましょう。
紫外線防止やUVカット機能があると良い
帽子をかぶる事で、日差しを遮り、
熱中症や紫外線から身を守れます。
帽子をかぶるだけでも効果はありますが、
帽子の中には
紫外線防止やUVカット効果が
ある帽子も多いので、
それを選ぶ目安にするのもおすすめです。
帽子をかぶる事で、紫外線を防止し、
日焼けを防ぐだけでなく、
熱中症対策にもなります。
ただし過信してはならず、
帽子だけで紫外線を
完全に防ぐ事は難しいので、
日焼け止めなどの対策は必要です。
通気性・吸汗速乾性があるものを選ぶ
登山中は汗を書くので、
汗の量が多いと、
帽子が濡れてしまいます。
汗で帽子が濡れたままの状態が続くと、
気持ち悪く不快に感じたり、
冷えてしまって、
体温が奪われてしまう事もあります。
さらに汗が渇きにくい帽子を選ぶと、
すぐ乾かず汗が残り続けるので、
汗で臭くなってしまう事があります。
そのため登山で使う帽子は
通気性が良く、
すぐ乾く速乾性が高い物を
選ぶ必要があります。
ポリエステルやナイロン、アクリルなどの
化繊素材の帽子がおすすめです。
時期に応じて保温性のあるもの選ぶ
寒い時期になれば
ウールなどの素材が使われる
ニット帽などの
保温性のある帽子が必要です。
暖かかければ良いのではなく、
登山中は汗をかくので、
汗が渇きやすいニット帽を
選ばなければなりません。
ポリエステルが
使われているニット帽なら、
汗をかく場面でも、乾きやすく、
登山でも使えます。
寒い時期であれば、
ビーニーだけでなく、
首元を保温するネックゲイターなどの
用意も一緒にしておきましょう。
使わない時にコンパクトに収納できる携帯性
必須な機能ではありませんが、
帽子が不要な時は
すぐにザックにしまう事ができるように
軽量コンパクトで、
小さくたためると便利です。
そうでなくても
軽くてコンパクトな帽子の方が
登山に向いています。
私は首を痛めやすいので、
登山向けでない帽子で登山をして、
その帽子が汗を吸って、その重みで、
首が痛くなるという事もありました。
軽くて汗の乾きが早い帽子である事が、
登山で使う帽子として適しています。
紫外線や熱中症対策に帽子の色の選び方は重要
登山で帽子をかぶるのは
紫外線や熱中症対策になるのも
大きな理由の1つです。
登山用の帽子選びには
色も重要になると考えています。
紫外線を通さない色は「黒」です。
黒の帽子は紫外線を吸収し、
頭部まで、紫外線が届きにくくなり、
日焼けしにくいですが、
熱も同時に吸収しやすいので、
頭部に熱がこもりやすくなります。
熱がこもらない色は「白」です。
白の帽子は熱を反射し、
頭部の中に熱がこもりにくく、
暑さや熱中症対策になりますが、
紫外線を通しやすい色なので、
日焼け対策には不向きです。
色が濃いものを選べば紫外線を吸収し、
色が薄いものを選べば熱がこもりにくい
という事になります。
紫外線カットと暑さ対策の
両立を考えると、
色々な色の帽子をかぶって感じたのは
真っ黒ではない濃いめの色の
帽子が良いと感じました。
淡い色や薄い色の帽子だと
真夏では日に焼けやすく、
登山に不向きになります。
濃い色の帽子の場合は
紫外線防止の効果があり、
濃い色の帽子でも
帽子をかぶらないよりは
頭部への熱を
防いでくれると感じました。
真っ黒の場合は熱を吸収しすぎて、
真夏だと頭部が熱くなり過ぎるので、
真っ黒ではない濃いめの色の
帽子がおすすめです。
色以外で対策を考えるなら、
UVカットと書かれた物や
帽子のツバが長めの帽子を
選ぶのがおすすめです。
登山用の帽子の種類
帽子のタイプはいくつかあり、
それぞれ登山で使うのに
メリット、デメリットがあります。
帽子の種類ごとに
- キャップ
- ハット
- ニット帽、ビーニー
を3つを紹介していきます。
キャップ
キャップは
一番最初にイメージする帽子の形で、
正面にのみツバが付いています。
メリットは
ツバが正面だけなので、
視界が隠れてしまう事が無く、
周りを見渡しやすい帽子です。
見渡しやすいので、
足元が不安なところでも、
安心して使える帽子です。
デメリットは
正面は日差しを遮る事ができますが、
耳や首回りの正面以外は
別の紫外線対策が必要になります。
サンシェード付きのキャップを選べば、
キャップの良い所を残しつつ、
ハットのように
360度日差しを遮る事もできます。
ハット
ハットは全方向にツバがある
帽子です。
メリットは
ハットは帽子のツバは
360度全方向に付いているため、
顔や耳、首元などを覆い、
全方向の紫外線を防いでくれます。
デメリットは
360度全体にツバがあるため、
風が強い日は風にあおられ、
帽子が飛ばされてしまう事もあります。
また、ツバで全方向覆っているので、
視界が見えづらくなる場合があります。
登山用のハットの場合は
強風で飛ばないように
あごひもが付いている場合多く、
登山用のハットを
選ぶ場合のポイントの1つです。
ニット帽・ビーニー
ニット帽やビーニーは
冬の寒さ対策に使う場合の帽子です。
メリットは
保温性があるので、寒い時期に
頭を寒さから守る事ができます。
デメリットは
ツバが無いので、
日差しを防ぐ事はできません。
ニット帽は装飾の付いていない
シンプルなものがおすすめです。
ニット帽にポンポンが付いていたり、
飾りのついたものがあると、
木の枝などで引っかかり、
邪魔になります。
ニット帽は
日差しを遮るものがないので、
日差しへの対策が別に必要です。
他にも、
寒いのは当然頭だけではないので、
ネックゲイターやバラクラバなどの
口から首元までを保温できるものが
あると良いでしょう。
おすすめの帽子
登山用帽子のおすすめを
紹介していきます。
種類別に
- キャップ
- ハット
- ニット帽、ビーニー
のそれぞれのおすすめを
紹介していきます。
キャップ
キャップは紫外線を防止して、
通気性と軽量コンパクトなものが
登山にはおすすめです。
サロモンの
クロスコンパクトキャップは
小さくたためて、軽量コンパクトで
通気性、速乾性も高いので、
おすすめです。
マイルストーンのオリジナルキャップは
デザイン豊富で通気性も高く、
おすすめです。
帽子のツバを
好きな角度に曲げられるのも
気に入っています。
私はMSC-018というタイプのモデルを
使っていますが、
真上の頭てっぺん部分だけは
メッシュじゃないタイプのものであれば
おすすめです。
全部メッシュのタイプがありますが、
頭のてっぺんが暑くなり、
全然熱中症対策になりませんでした。
ファイントラックの
レイルオンカミノキャップも
おすすめです。
防水ではないですが、
小雨ならはじく撥水性と、
肌触りが良く、
かぶった時の不快感が無いキャップです。
オプション(別売り)で
レイルオンシェードと呼ばれる
サンシェードが販売されています。
このサンシェードの黒色のパーツを
レイルオンカミノキャップの後の
レール部分にサンシェードを通せば、
取り付ける事ができます。
レールにサンシェードを通せば…
サンシェード付きのキャップは
キャップの良い所を残しつつ、
ハットのように
360度日差しを遮る事もできます。
サンシェード付きのキャップなら、
アウトドアリサーチの
サンランナーキャップもおすすめです。
サンシェードはキャップから
外す事も可能です。
ハット
ハットも紫外線を防止して、
通気性と軽量コンパクトなものが
登山にはおすすめです。
ハットも軽量コンパクトな物があり、
サロモンのマウンテンハットが
おすすめです。
あご紐は付いていませんが、
ハット後ろのゴムを引っ張れば、
サイズの調節が可能です。
小さくたためて、
軽量コンパクトなハットです。
風に飛ばされるのが心配であれば、
あご紐付きのものを選びましょう。
あご紐付きで、
機能性の高いものであれば、
ミレーのティフォンがおすすめです。
耐水性や透湿性が高く、
雨を防いで、蒸れにくいハットです。
値段もお手頃な物ならば、
ドリームハッツのサファリハットが
おすすめです。
防水ではないものの、
小雨程度なら弾いてくれる
撥水性があります。
横がメッシュになっており、
通気性も良く、
蒸れにくくなっています。
コンパクトに折りたためて、
登山で使うには最低限の機能があります。
後ろのゴムを引っ張れば、
サイズ調整可能です。
カラーも豊富でおすすめです。
ニット・ビーニー
ニット帽は
値段と機能のバランスが取れた
ミレーのロゴビーニーがおすすめです。
保温と防臭機能を持つウールと、
保温性を維持しつつ、
速乾機能を持つ
アクリルの2種類が使われており、
保温性と速乾性のバランスが
良いニット帽です。
他のニット帽なら、
ダニッシュエンデュランスの
リッジカフが
薄いのにしっかり保温性があり、
肌触りの良いニット帽です。
ニット帽とセットで、
ネックゲイターも準備しましょう。
寒い時期に入れば、
頭だけでなく、
首元も防寒が必要になります。
コストパフォーマンスが良く、
ゆったり着られるネックゲイターなら、
ミレーのポーラエルゴネックゲイターが
おすすめです。
肌触りが良く、
隙間なく保温性も高い
ネックゲイターならー、
スマートウールの
メリノネックゲイターがおすすめです。
少し小さめなので、
首が太い方はおすすめできません。
ニット帽と首元まで保温する
バラクラバがセットになったものも
あります。
ファイントラックの
バラクラバビーニーは
1つでニット帽と、
バラクラバの効果を発揮するので、
非常に便利なアイテムです。
呼吸もしやすいバラクラバで、
息苦しくありません。
首元に巻くだけとしても使えるので、
ネックゲイターとしても
使う事ができます。
手ぬぐいを頭に巻くのもアリ
私は帽子の代わりに
頭に手ぬぐいを巻く事もあります。
メリットは通気性、速乾性が高く、
常に頭は涼しく、
頭への直射日光を防ぐので、
熱中症対策になります。
デメリットは
帽子と違って、ツバが無いので、
日差しを遮ることは出来ません。
しかし、紫外線は帽子でも
完全に防ぐことは出来ないので、
どのみち日焼け止めなどで
対応する事になります。
頭に直接日差しが当たる事は防げるので
熱中症や頭部の保護などの対策には
効果はあります。
手ぬぐいはタオルのように
汗を拭いたり、
汗を吸ってくれる上に、
タオルに比べてすぐに乾きます。
汗対策として、
帽子をかぶる前に頭に手ぬぐいを巻いて、
額から汗が滴るのを防ぐのに
使う事もできます。
手ぬぐいはデザインが豊富です。
お気に入りのてぬぐいを
探してみましょう。
山小屋でも手ぬぐいを販売している所が
たくさんあるので、
好きな山の手ぬぐいを使うのも
おすすめです。
私は白山の登山口別当出合や
道の駅めぐみの白山などで販売されている
青色の手ぬぐいをつかっています。
登山向け帽子とセットであると便利なアクセサリー
その他、帽子とセットで、
あると便利なアイテムを
紹介していきます。
汗が垂れてくるのを防ぐヘッドバンド
帽子をかぶっていると、
額から滴る汗が気になるという方には
ヘッドバンドがおすすめです。
ヘッドバンドを付けて、
帽子をかぶれば、
額から顔に汗が垂れにくくなります。
私はヘイロのヘッドバンドを
愛用しています。
その中でもHALOバンディッドJPは
日本人の頭はハチが張っている
(頭頂部から耳までの間が出っ張っている)
頭の形の人が多いと言われています。
日本人の頭の形に合わせやすい
ヘッドバンドになっています。
内側の黄色のゴムが垂れてくる汗を止め、
ヘッドバンドが汗を吸収してくれます。
汗っかきで、帽子をかぶっていても、
額から汗が滴ってくる方には
このヘッドバンドがおすすめです。
後付けできるサンシェード
キャップタイプの帽子であれば、
後付けできるサンシェードを着ければ、
紫外線対策ができます。
キャップを買った時に
専用のサンシェードが
販売されているものもありますが、
どんなキャップでも
後付けできるサンシェードも
便利なのでおすすめです。
シマノのサンシェードは
首から口元までしっかり覆い、
360度日差しを遮る事ができます。
帽子のツバに付けられるキャップライト
帽子に取り付ける事ができる
コンパクトなライト。
ブラックキューブのキャップライトが
登山用のキャップと相性が良いです。
重量は25gで、
見た目は普通のコンパクトな
マイクロUSB充電式の
ヘッドライトです。
このライトはクリップが付いており、
帽子のツバに付けて使えます。
0度から135度まで
照らす角度を変える事ができて、
便利です。
IPX5の防水性もあり、
大雨でなければ、
耐えられる防水性もあります。
明るさは「強」と「弱」の2つで、
「強」が55ルーメン、
「弱」が8ルーメンなので、
「強」で足元が照らせる程度の
明るさになります。
軽量コンパクトなライトなので、
私はヘッドライトの予備として、
持って行っています。