野坂岳登ってきました!ついでに佐柿国吉城址跡と御嶽山登山と立石岬灯台も!【敦賀三山1日目】 【福井県敦賀市】【いこいの森コース】【5月中旬】
3日間かけて、
敦賀三山を登ってきました。
1日目は野坂岳を登ります。
その後は佐柿国吉城を登り、御嶽山へ。
最後に立石岬灯台を見て、
近くの民宿で1泊しました。
野坂岳 | |
駐車場 | 7:46 |
トチノキ地蔵 | 8:20 |
行者岩 | 8:46 |
一の岳 | 8:56 |
二の岳 | 9:16 |
三の岳 | 9:26 |
野坂岳山頂避難小屋 | 9:35 |
野坂岳 | 9:43 |
野坂岳山頂避難小屋 | 9:47 |
三の岳 | 9:53 |
二の岳 | 9:58 |
一の岳 | 10:11 |
トチノキ地蔵 | 10:28 |
駐車場 | 10:55 |
佐柿国吉城址跡 御嶽山 | |
駐車場 | 11:46 |
国吉城本丸 | 12:29 |
御嶽山 | 13:29 |
立石岬灯台 | |
立石漁港 | 15:43 |
立石岬灯台 | 15:59 |
立石漁港 | 16:12 |
野坂岳
佐柿国吉城跡・御嶽山
立石岬灯台
野坂岳
野坂岳は福井県敦賀市にある
敦賀市の最高峰で、
「野坂山」ともいいます。
野坂岳は弘法大師・空海によって
開かれたとされており、
「嶽権現」を祀る
山岳信仰の山としても栄えています。
旧石器時代の石器が出土し、
古くから人が足を踏み入れる痕跡も
見つかっているようです。
また、平重盛が
「みるたびに富士かとぞ思う野坂山いつも絶やさぬ峰の白雪」
という歌にも詠んだように
野坂山は「敦賀富士」とも呼ばれています。
登山口付近の案内にも
書かれてはいますが、
所々詳細は抜けており、
色々調べてみたいですね。
また登ってみたいですが、
熊出没情報も多く、
充分準備をして登った方が良さそうです。
また野坂岳は
西方ヶ岳、岩籠山と合わせて、
敦賀三山とも呼ばれています。
駐車場
野坂岳の登山口に向かっている途中。
もう漏れそうで限界だったので…
一旦いこいの森の第一駐車場で
トイレによります。
登山口側にもトイレはありますが、
ここのトイレが一番綺麗なので、
寄っておいて損はないです。
こちらに車を停めて、
登っている方も
駐車場に向かう途中には
「野坂嶽大権現由来」
との案内があります。
なんとなくはわかりますが、
所々詳細が端折られ、
わからないところもあります。
登山口前の駐車場到着!
車は2台ありました。
20台前後停められるスペースがあります。
下の駐車場も停められるので、
車を停められる所には
困る事はなさそうですね。
登山口の前のトイレは
こんな感じです。
今年は現時点では敦賀市では
熊は出ていませんでしたが、
野坂岳は熊と遭遇した情報を
良く聞くので、
熊対策は充分しておきましょう。
気温は20度でちょうど良い気温です。
登山口には案内マップもあります。
準備を整えて出発です。
野坂岳登山口~野坂岳
登山口からすぐに
開けた場所出ます。
ここで地元出身の登山客が
ちょうど降りて来たところで、
10分ほどしゃべってました。
話を聞いていると、
真ん中の道は通る事はできそうですが、
どうやらスズメバチが巣を作り、
通らない方が良さそうです。
左側の端も通り道になっているので、
そちらを通っていきます。
目印は水道があります。
公園みたいなものなので、
水もちゃんと出ますね。
左端の道から、
進んでいきます。
北陸あるあるかもしれませんが、
自然の家付近は野鳥が多いので、
野鳥を観察する設備が
整っているイメージがあります。
熊注意です。
U字溝でできた橋って、
面白いですね。
さすがU字溝、
足場もしっかりして安心して渡れます笑
探鳥路方面にいけば、
TV中継塔がありますが、
今回はスルーして、
ほぼピストンの予定です。
登りは緩やかに見えますが、
地味に傾斜があり、
しかも延々登りなので、
割と足にきます。
とりあえずいつものように
グミでも食べながら、
登り進めていきます。
登山道はかなり整備されており、
道自体は歩きやすいのですが、
登りが地味にキツい…。
ここがトチノキ地蔵の水場です。
触ると、
冷たくて気持ち良かったですが、
飲めるかは不明。
トチノキ地蔵ってまだあるんですかね。
全然見つからなかったのですが…笑
トチノキ地蔵の階段を登り終え、
振り向くと、
この地味にキツい登り、
いつ終わるんでしょうか…。
地道に登っていると、
開けた場所に出ます。
ここで少し休憩を取ります。
この地点で登山口から頂上まで
4割程度進んだ事になります。
傾斜も少し緩やかになり、
ブナ林から降り注ぐ、
木漏れ日が気持ちが良いです。
歩いているうちに見えてきました。
行者岩の案内が!
見に行ってきます。
行者岩までは2,3分で登れますが、
ロープが張ってある程度に急登です。
行者岩到着!
敦賀の街って、
こんなに山に囲まれているんですね。
行者岩からの景色は
正直前の木々が邪魔で良く見えません。
やはり頂上からの景色に
期待した方が良さそうです。
若干登りの傾斜が
キツくなったような気がします。
地道に登っていると、
ようやく見えてきました。
一の岳到着!
山岳信仰の名残からか、
場所の名称が一の岳、二の岳、三の岳
と続きます。
頂上である四の岳を目指して、
どんどん進みます。
ベンチがありますが、
日当たりが良すぎるので、
少し休憩して、すぐに進みます。
一の岳前後から、
見晴らしの良い尾根歩きとなります。
そのおかげで風通りが良く、
涼しいので、
気持ちの良い登山が楽しめました。
見晴らしが良くなってきたので、
横を向けば、
敦賀の景色が見えます。
頂上までどんどん進んでいきます。
新緑の時期は低山のほうが
鮮やかな緑をより感じられるので、
歩いていて本当に気持ちが良いです。
二の岳到着!
ここは登りが
一旦落ち着くポイントにあるだけで、
特に何もありません。
野坂岳は木陰が多く、
心地よい風が流れ、
日差しを遮ってくれるため、
歩いていて気持ちが良いです。
三の岳到着!
どうやら登り終わりの
一息付けるポイントに
一の岳、二の岳、三の岳が
あるようですね。
こちらは多少開けているだけで、
特に何もありません。
三の岳までくれば
あと少しで頂上といったところですが、
また勾配がキツくなりました。
登りもラストスパート。
三の岳まで来れば、
そこまで距離もないので、
すぐに見えてきました。
野坂岳山頂避難小屋到着!
中を見てみましょう。
中は綺麗に整備されているようです。
避難小屋の中には
御嶽権現安置所があります。
野坂の神様である「御嶽権現」の社が
あります。
かつては山岳信仰が栄えていた野坂山。
現在ではふもとにある
野坂神社がメインになっているので、
下山後そちらに行ってみるのも、
面白いと思います。
そして避難小屋からはすぐ。
見えてきました。
野坂岳到着!
少し休憩して、下山します。
野坂岳頂上
周りの景色をみながら、
休憩を取ります。
野坂岳頂上はかなり広いです。
敦賀の山マップ、
これわかりやすくていいですね。
天気は良いのですが、
ガスっており、
奥の方があまり見えません。
うっすらと水島も見えていますが、
ガスっていますね。
石川県の方を向けば、
白山が見える事もあるようですが、
流石は霧の町敦賀だけあって、
全く見る事はできませんでした。
気温もちょうど良く、
気持ちの良い登山が楽しめました。
軽く行動食を食べて、
さっさと下山します。
来た道を下る
サクサク下山します。
日が出てきて、
より鮮やかな緑が感じられました。
若干晴れた気はしますが…。
サクサク下山します。
写真は撮れませんでしたが、
下山中何度も、
マムシが横切り驚いていました。
下山!
駐車場まで戻ってきました。
野坂いこいの森キャンプ場
登山口のすぐ下には
バンガローがあります。
バンガローは10棟ありますね。
綺麗でしっかりした作りの
バンガローです。
バンガローすぐそばには
炊事場もあります。
トイレも駐車場そばにありました。
バンガローからさらに降りた所には…
無料キャンプ場もあります。
キャンプ場はテント20張分
あります。
テント区画は1つ1つ決められており、
区画内は砂利が敷かれています。
こちらも炊事場とトイレが
すぐ近くにあります。
詳しくは敦賀市の公式サイト
野坂いこいの森利用手続きのご案内を
ご確認ください。
- 水は煮沸して使う事
- 事前予約が必ず必要
- 焚き火等は禁止
等の禁止事項も多いので、
利用する場合は注意事項を
公式サイトで確認してください。
少年自然の家は
教育目的に自然の中で
宿泊体験等を行う施設です。
教育目的で使われているので、
普通のキャンプ施設ではないため
注意が必要です。
佐柿国吉城と御嶽山
野坂岳下山後は
佐柿国吉城から御嶽山へ
登山に行ってきました。
佐柿国吉城は越前朝倉氏の侵攻を
約10年撃退し続けた難攻不落の城で、
後に織田信長、豊臣秀吉、
徳川家康を迎え入れました。
後に江戸時代には
国吉城の城下町として、
佐柿の町は整備され、
宿場町として栄えたそうです。
若狭国吉城歴史資料館による時間が
無かったので、
今回は寄りませんでしたが、
この資料館を訪れれば、
佐柿国吉城が難攻不落と言われ、
織田信長の重要な拠点であり、
歴史を簡潔に学ぶ事ができます。
御嶽山は長野・岐阜にある
御嶽山(おんたけさん)と
漢字が全く同じですが、
福井県敦賀市の御嶽山は
「おたけやま」と呼びます。
昔に青白珪石が採掘されていた事から、
地元では
珪石山と呼ばれいるそうです。
駐車場
この看板の駐車場から
さらに奥に進むと、
共同駐車場があります。
こちらに車を停めた方が
登山口に近いため、
こちらに車を停めました。
準備を整えて、出発です。
駐車場~徳賞寺~国吉城本丸跡
お寺に向かっている途中、
小さな石像がたくさんありました。
陽光山徳賞寺は
曹洞宗の寺院です。
登山前にお参りです。
若狭国吉城歴史資料館の左から
国吉城跡に進んでいけます。
旗が立っており、
迷う事はありません。
こちらが城山、御嶽山の
登山口になります。
無料の資料もあるので、
貰っていきます。
早速登りに入っていきます。
少し進むと、
害獣避けのフェンスがあります。
開けたら閉める事と、
何やらたくさんの注意書きがあります。
熊出没の張り紙もあり、
熊鈴も準備しておいた方が良いです。
ここを通ると、
すぐに長い階段が見えます。
400mほど階段を登ります。
これが中々足にきますね。
もしかして、
これが難攻不落の所以ですかね?笑
伝二ノ丸跡です。
敵の侵入を防ぐための
土塁があります。
サクサク登って行きます。
ここからの景色もきれいですね。
見えてきました。
本丸跡到着!
ここから御嶽山を目指します。
本丸跡~御嶽山
本丸をそのまま真っすぐ
どう見ても道には見えませんが、
進んでみると…
テープもあります。
一応登山道に見えます。
進んですぐに
ロープが張ってありますが、
ここの坂がとにかく滑ります。
序盤は道が荒れています。
野坂岳登った後で、
登りの勾配も結構キツいので、
登り始めですでに
「やっぱりやめておけばよかった…」
と実は後悔していました笑
10分ほど進めば、
両手を伸ばしても平気なほどの
広い道にかわります。
本丸跡から30分ほどで、
NHKと福井テレビの
中継アンテナがある施設に到着!
道中、電線が張られていましたが、
ここにつながっているんですね。
登っている間分岐が2つあり、
1つは左に下っていく道がありますが、
基本的にずっと南側に進むので、
左に行かずに真っすぐ進みます。
もう1つは
途中で尾根に入る所があり、
御嶽山頂への看板を
見逃さないよう注意が必要です。
最後の登りは
道が荒れているわけではないですが、
生えている木が密集し、
どれが道なのかわからなくなります。
耐火レンガの原料として、
青白珪石を採掘していた鉱山跡の
形跡が残っています。
この辺りの岩が青白いですが、
もしかしてこれが
青白珪石なんでしょうか?
ともあれ少し歩くと…
御嶽山到着!
開けているだけで何もありませんが…
こちらからの景色は最高です。
野坂岳の時は
景色が霧がかっていましたが、
昼をまたいで、
少し晴れてきました。
明日行く予定の
西方ヶ岳も良く見えます。
一番右端の山です。
来た道を下る
少し休んですぐに下山します。
木で道が本当にわかりにくい…。
下りも急なので、
注意してくだりますが…
一刻も早く下山したいので、
ほぼ小走りで降りています。
そして最後のこのロープがある地点が
やはり滑りやすいので注意です。
本丸跡に戻ってきました!
そして階段を下りていって…
若狭国吉城歴史資料館の駐車場に
戻ってきました!
時間が無く見学できませんでしたが、
いつか行ったら更新します。
その時はまた本丸跡まで
行くかもしれませんが、
御嶽山はもう行かないと思います笑
お風呂は…
野坂岳、佐柿国吉城跡、御嶽山の
近い銭湯は越の湯敦賀店です。
色々なお風呂が楽しめて、
早朝から深夜までやっているので、
時間も気にせず入る事ができます。
炭酸泉があり、
登山後の筋肉痛もほぐれます。
ちなみに京都方面なら、
みかた温泉きららの湯も
おすすめです。
立石岬灯台
最後に立石岬灯台に来ました。
立石岬灯台は敦賀湾の入り口にあり、
明治14年に建設され、
日本海沿岸では2番目に建てられた
歴史のある灯台です。
白い石造りの灯台で、
石造り灯台としては初めて設計、施工を
日本人だけで建設した灯台です。
西方ヶ岳に登った後に
ここに立ち寄る方も多く、
私も次の日に行こうと思いましたが、
泊まる予定の宿の近くのため、
宿に行く前に立ち寄りました。
立石漁港~立石岬灯台
立石漁港に車を停めて、
いざ立石岬灯台へ!
行って帰ってくるだけなら、
往復で30分ほどです。
結構登りがキツいです。
2つ山に登った後だったので、
もう足が棒のようになっており、
写真もピンボケだらけでした笑
サクサク進みます。
出発して約15分で見えてきました。
立石岬灯台到着!
なんとレトロな佇まい!
中は鍵がかかっているので、
見る事はできません。
有形文化財にも指定されています。
案内板でどのような灯台かは
知る事ができます。
ひとしきり写真を摂ったら、
下山しました。
浦底の民宿で1泊
次の日は栄螺ヶ岳・西方ヶ岳に
登る予定なので、
敦賀市浦底に民宿が多いので、
そちらに泊まる事にしました。
次の日に栄螺ヶ岳と西方ヶ岳に
登る予定だったので、
近くの民宿で1泊しました。
当日まで泊まるのは
本館か別館かわからないので、
連絡して確認した方が良さそうです。
水島へ行く場合は船乗り場が近く、
割引券ももらえるようです。
普通の和室です。
室内に洗面所はついていました。
お湯沸かせるのはありがたい。
トイレは外にあります。
お風呂は家の風呂を広くした感じで、
洗い場は3,4つありました。
外に自動販売機くらいしかなく、
近くにコンビニ等はありません。
ここに来る前に
買い物は済ませておきましょう。
ちなみにこの自動販売機
ほとんど売り切れでした。
歩いて3分くらいの所に
他にも自動販売機があったので、
そこで飲み物を買いました。
料理は敦賀らしく、
イカ料理が多かったですね。
目の前が海なので、
ボーっと眺めていました。
夕日が沈む瞬間はいいですねぇ…。
次の日の登山の記事はこちらです。
2日目:蠑螺ヶ岳・西方ヶ岳