大学の部活で登山していた時は
安いロールマットを使っていました。
私はかなり暑がりなので、
3シーズンであれば、
これで充分だったのですが、
ロール式のマットは持ち運びに不便で、
普通の銀マットは寝心地が悪く、
私は腰も悪くなってしまったので、
社会人になってからが
クッション性のあるテントマットを
使うようになりました。
サーマレスト スリーピングマット
- スリーピングマットは登山の必需品
- スリーピングマットの特徴
- 定番のZライトソル
- 軽量化ならネオエアーウーバーライト
スリーピングマット
スリーピングマット(テントマット)は
テントでシュラフ(寝袋)で寝る際に
下に引くマットの事です。
このマットを敷く事で、
地面のでこぼこを平らにして
寝心地を良くしてくれたり、
地面からの冷気を遮断して、
断熱、保温効果があるなどの
登山・アウトドアの必需品です。
でこぼこの地面から身体を守る
登山中のテント場すべてが
キレイに整備されているとは限りません。
テントを立てた場所の地面が
デコボコしている事は良くあります。
しかも地面は意外と固いので、
何も敷かずに寝ると、
腰や背中を痛めてしまいます。
近年日常でも快適に寝るために
マットレスを敷く人も増えています。
登山中は普段と環境が違う場所で、
より快適に睡眠を取るために
テントマットは必需品です。
地面からの冷気を遮断。
寒い時期はもちろん、
標高が高い場所だと夏でも夜は寒くなります。
寝ている時に気を付けなければならないのが
地面からの冷気です。
地面からの冷気が直接身体に当たると、
身体の体温が奪われていきます。
そうなると、
寒すぎて全く眠ることができず、
次の日の登山を不調のまま行動する事になり、
事故にもつながる可能性があります。
しっかり休息を取るためにも、
寝袋だけでなく、
マットを使うようにしましょう。
スリーピングマットの種類
クローズドセル
広げるだけで使えるマット。
空気を入れたりせずに使えるので、
使用時も収納時も楽です。
多少傷がついたり、穴が開いても
急に使えなくなる事がないので、
登山中も安心して使えます。
3シーズンなら大体の時期で使えます。
デメリットとしては
かさばって場所をとるので、
収納しづらい事です。
エアマット
空気を入れて使うマット。
クッション性があり寝心地が良く、
断熱性も高いです。
軽量コンパクトで、小さくたためるので、
収納時に場所も取りません。
デメリットとしては
空気を入れて使うので、
膨らませたり、空気を抜いたりするのが
面倒である事と、
穴があいたら使えなくなってしまう事です。
自動膨張式マット(インフレーター)
ある程度自動で空気を吸って膨らむマット。
寝心地はクローズドセルと、
エアーマットの間で、
バランスが取れたマットレスです。
デメリットとしては
収納時に空気を抜くのが面倒で、
重量があるので、登山には不向きです。
穴が開いてパンクする可能がありますが、
穴が開いても多少はマットの役割を
果たしてくれます。
エアマットは?
私自身エアマットは
荷物を減らしたい、軽量化したい
という時にしか使いません。
エアマットは寝心地が良く、軽量化できます。
しかしながら、
- ふくらますのが面倒
- たたんで片づけるのが面倒
- パンクする可能性がある
ため、たまにしか使いません。
穴が開いても使える
クローズドセルのタイプであれば、
かさばるものの、
登山中も安心して使えますし、
使用時や撤収時も不便が無いので、
使用頻度は多いです。
Zライトソル(クローズドセル)
最初はどのテントマットがいいか悩んだら、
Zライトソル1択だと思います。
登山やキャンプでも使っている人が多く、
安心して使えるマットレスです。
Zライトソル3サイズ比較
種類 | サイズ | 重量 |
レギュラー(R値:2.0) | 183cm×51cm | 410g |
スモール(R値:2.0) | 130cm×51cm | 210g |
Zシート(座布団) | 41cm×31cm | 60g |
軽量化するため、
スモールサイズを使ってみましたが、
頭から腰あたりまでしかないため、
寝心地が良くありませんでした。
私は身長が175cmなので、
スモールサイズだと多少寝心地が悪いです。
165㎝以下ならスモールサイズでも
多少足が出る程度なので、
気にならないかもしれません。
ただし、
足の部分がマットから出てしまうので、
足元が寒くなる可能性があります。
マットを選ぶときは
基本的には身長をカバーできる物を
選ぶのがおすすめです。
レギュラーサイズのZライトソルが
大きすぎる場合は
自分で切ってちょうど良いサイズにして、
使うのがベストだと思います。
Zライトソル(テントマット)
アルミのスリーピングマットは
エアマットとは違い、
たたんでも小さくならず、
かさばってしまいます。
携帯性や軽量性では、
エアマットより劣ります。
しかし、エアマットのように
ふくらませる必要が無く、
広げればすぐに使う事ができます。
片づける時も折りたたむだけなので、
空気を抜く手間が無く、楽です。
登山のテント泊は
設営や撤収に時間を取られたくないので、
すぐ使えるクローズドセルのマットの方が
エアマットよりも利便性が高いです。
厚みも2㎝あり、
クッション性もしっかりしています。
登山のスリーピングマットとして、
使う分には問題なく、
安心して寝る事ができます。
Zシート(座布団)
Zシートソルは
登山中に地べたに座る際に
あると便利な携帯座布団です。
私は日帰り登山で持っていく事も
あります。
フック付きの紐で束ねる事ができます。
たたむとかなりコンパクトになるので、
ザックの中にも収納しやすく、
日帰り登山でも持っていきやすいです。
収納袋(別売り)
アルミのマットはかさばるので、
ザックの中に収納できない事も多く、
ザックの外側に取り付ける事も
多いと思います。
その場合、
木に引っかけたり、
岩場などで擦ったりして、
マットが傷ついたり、破れるので、
それを防ぐために収納袋に入れる事を
おすすめします。
専用の収納袋なので、
サイズもちょうど良く、
出し入れしやすく、あると便利です。
ネオエアーウーバーライト(エアマット)
ネオエアーウーバーライト
サイズ | 重量 | |
レギュラー(R値:2.3) | 51cm×183cm | 250g |
レギュラーワイド(R値:2.3) | 64cm×183cm | 310g |
スモール(R値:2.3) | 51cm×119cm | 170g |
ラージ(R値:2.3) | 63cm×196cm | 340g |
私自身エアマットは
荷物を減らしたい、軽量化したい
という時にしか使いません。
厚さが6.4cmあるので、
クッション性があり、
寝心地がとても良いです。
厚みがあるので、身体の幅がある方は
寝返りを打って、マットから
落ちてしまう可能性があります。
その場合はレギュラーサイズに
ワイドサイズがありますので、
そちらを使った方が良いかもしれません。
空気を出し入れする時は
バルブとウィング(オレンジの部分)を
うまく使い分けると、楽です。
空気を出し入れする時は
バルブを回して、上に飛び出た状態にします。
空気を入れる場合は
ウィング部分は閉じたままで、
空気を入れます。
閉じたままだと、中の弁が閉じて、
空気が逆流しないので、
空気を入れるのが非常に楽です。
空気を抜く場合は
ウィングを矢印の方へ回すと、
中の弁が開き、
空気が簡単に抜けていきます。
息を吹いて空気を入れる事もできますが、
付属品でポンプサック(空気入れ)が付いています。
このポンプサックをエアマットにつないで、
空気を溜めて押し込んでいけば、
空気が入っていきます。
この空気入れは
使わない時はスタッフバックになります。
ただしかなり容量が大きいので、
使い方は限られます。
スタッフバックとしても使いたい場合は
別売りのポンプサックが良いです。
このタイプなら、
圧縮可能なので、サイズ調整ができます。
エアマットを収納する時は
空気を抜いて三つ折りにします。
三つ折りにしたら、
くるくる巻いていけば、
収納袋に納まる大きさになります。
厳冬期にはネオエアーXサーモが
おすすめです。
ちなみに私は暑がりで、
学生時代は銀マットで冬山でも寝てました。
最高でも武奈ヶ岳程度のテント泊しか
していなかったので、
それよりも標高が上がる場合は
ネオエアーXサーモを検討した方が
良いと思います。
寝心地と軽量化を兼ね備えたマット
サーマレストのマットは
軽量で機能性が高く、
登山で使うスリーピングマットとして
おすすめです。
登山なら困ったらサーマレストのマット!
で問題ないと思います。