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遣水観音山・遊泉寺砂山登山!石川県内随一の名水!小松市内を一望できる!コマツ発祥の地!【5月下旬】【石川県小松市】

週末は天気が良かったものの、
夕方に予定があったため、
興味があった県内の
観音山へ登山に行ってきました。

今回行ったのは遣水観音山です。

ついでに「コマツ発祥の地」も
見に行ってきました。

遣水観音山(402m)
遊泉寺砂山(165m)

  • 遊泉寺銅山ものがたりパーク入口に駐車
  • 小松製作所(コマツ)の銅山経営時代の歴史を学べる
  • 加賀平野・小松市街を一望できる
  • 観音寺霊水堂は人気の名水
  • 石川県内にある4つの観音山の1つ
駐車場7:45
砂山口8:00
遣水観音霊水堂8:26
観音堂跡8:50
遣水観音山9:04
九社谷9:40
霊水の里仏大寺分岐10:03
遣水観音霊水堂10:13
遊泉寺砂山10:34
砂山口10:50
駐車場10:57

遣水観音山・遊泉寺砂山

遣水観音山
石川県能美市と小松市の境にある山です。
5合目には観音堂跡があり、
そこから山の名前がきています。

観音堂は白山信仰の霊地で、
女人禁制とされていましたが、
現在では登山道が整備され、
多くの登山客が訪れます。

漁船の目印としても使われていた山です。

遣水観音山までは
観音山霊水堂まで車で行けば、
30分ほどで登る事ができるので、
そこまで登るのが難しい山ではありません。

遣水観音霊水堂は
平成の名水百選にも選ばれており、
口当たりがよく、
水をわざわざ汲みに来る方も多いです。

遊泉寺銅山ものがたりパークを歩き、
小松製作所(コマツ)の前身の
遊泉寺銅山の経営に携わっていた時代の
遊泉寺銅山跡を巡っていくと
小松市街の景色を一望できる
遊泉寺砂山にたどり着く事ができます。

今回は遊泉寺砂山の登山口
遊泉寺銅山跡の遊歩道の入口に
車を停めて向かいます。

遊泉寺銅山跡を順路通りに進んだ結果、
遊泉寺砂山に向かう前に
遣水観音山へ続く道に出てしまう
ので、
霊水堂から遣水観音山に登り、
つくばね新道を経由して霊水堂へ戻り、
帰りに遊泉寺砂山を経由して、
下山する事になりました。

遊泉寺銅山跡遊歩道入口の駐車場

ダラダラ運転して駐車場到着!

着いたのは7時半過ぎでしたが、
誰もいませんでした。

ここは車18台停められますが、
手前にも停められるスペースが
あるため、混雑時も大丈夫そうです。

まぁほとんど混雑する事は
なさそうな場所ですが…。

駐車場の隣から見える
このオシャレな建物は…

公衆トイレです。

このトイレの側には
遊泉寺銅山の鍰(からみ)があり、
銅を精錬する時に出る不要部分が
置かれています。

六角形の鍰は国内でもここにしかなく、
珍しいものです。

写真を撮り忘れてしまったので、
是非行って見てみてください笑

遊泉寺銅山跡を歩くとわかりますが、
途中にある巨大煙突をモチーフに
作られているように見えますね。

杉チップを使ったバイオトイレ。

駐車場の向かいには
里山みらい館があります。

遊泉寺銅山跡の資料館です。

里山みらい館のスロープの前には
靴の洗い場があって助かります。

駐車場は遊歩道を
少し進んだところにもありますが、
こちらの方がトイレも近いので、
おすすめです。

遊泉寺銅山跡記念碑・里山みらい館

遊泉寺銅山跡記念公園は
遊泉寺銅山記念碑や
竹内明太郎の銅像が置かれています。


1902(明治35)年、
江戸時代に開かれた遊泉寺銅山の
経営を始めたのが竹内明太郎でした。

竹内明太郎が
この銅山の経営で業績を上げ、
当時は巨大な鉱山街として
賑わっていました。

1920(大正9)年に
閉山となりましたが、

竹内明太郎は翌年1921年に
小松製作所(コマツ)を立ち上げました。

遊泉寺銅山で業績を上げ、
小松製作所を創設した事から、
「コマツ発祥の地」として
知られています。

里山みらい館
遊泉寺銅山跡記念公園に隣接しており、

建機メーカーの小松製作所(コマツ)が
創業100周年に合わせて
令和2年にリニューアルし、
遊泉寺銅山ものがたりパーク
一部として建てられました。

里山みらい館は資料館となっており、
遊泉寺銅山跡の
歴史を学ぶことができます。

遊泉寺銅山跡の記念碑です。

竹内明太郎の像です。

土佐藩で生まれ、
吉田茂元首相の兄としても
知られています。

像の下の台座は
昭和10年に作られた銅像の
台座を活かして再建されました。

当時の街並みの全体図です。

遊泉寺銅山ものがたりパーク
全体図が描かれています。

これと同じ全体図が描かれた
パンフレットが
里山みらい館で貰えます。

左側のパンフレットです。
これをもらっておくと、
遊泉寺銅山ものがたりパーク
全体図を見ながら、散策できます。

来たのは早朝だったので、
当然空いていませんでしたが、

下山後に里山みらい館
管理をされている方と話をし、
色々教えて頂きました。

小松製作所のOBの方らしく、
かなり丁寧に
この辺りの事を教えてもらえます。

遊泉寺銅山跡記念公園を
人通り見終えた後、
準備を整えて登山へ出発です。

駐車場~遣水観音霊水堂

早速、遊泉寺銅山ものがたりパーク
遊泉寺遊歩道を歩いて行きます。

歩き始めてすぐに
鉱山街跡に到着です。

当時はここに学校や病院、
商店もあり、街として栄えていました。

煉瓦造りの炉跡です。
当時の物が残存しています。

この辺はシャガの花が咲きます。

シャガの開花時期は4月~5月で、
今回は見られませんでした。

今日も含めて5月は最近暑いので、
シャガの開花も含めて、
この辺は4月中旬くらいにくるのが
ベストかもしれません。

遊泉寺銅山ものがたりパーク
このように鐘が点在しています。

熊などの野生動物が出るので、
入山前に来た事を伝え

当時の鉱山関係者によって
植えられた梅林です。

杉木立や小川が流れる
散歩スポットになっています。

植えられたしだれ梅
3月ごろなので、
流石に咲いてないですね。

ウメの間は道になっており、
確かに散歩道のようですね。

近くには
ミズバショウの咲く水辺もあります。

梅林の近くにも
駐車場があります。
8台ほど停められますね。

さくらの広場です。
当時は小松駅とつながる
鉄道の駅がありました。

スタートから
アスファルト道をずっと進んでいます。

熊注意ですね。

熊鈴を使いましょう。

この辺で熊鈴鳴らすのを忘れていて、
熊鈴の消音ロックを外して、
熊鈴を慣らし始めました。

動物の大きな物音がして、
目の前を2頭の動物が横切りました。

後で里山みらい館の
管理されている方に聞くと、
どうやらカモシカのようで、
この辺に結構いるようです。

砂山口到着!

大きな砂山があり、
当時は地元の子供たちの
遊び場だったようです。

こちらは分岐になっており、
真っすぐと右に道があります。

真っすぐ進んでも、
右に進んでも砂山の頂上に行けますが、

案内板が順路は右だというので、
右に進む事にしました。

左に進むと遊泉寺砂山を経由して、
遣水観音山に向かう事ができますが、

右に進む場合は
遊泉寺砂山に向かう前に
遣水観音山へ続く道に出てしまうので、
遊泉寺砂山は帰りに通る事にしました。

右に曲がり進んでいきます。

歩いてすぐに右手に
巨大煙突が出てきます。

写真だとわかりづらいですが、
結構大きいです。

下の洞窟のようになっている部分と
上の巨大煙突が
駐車場のトイレの形に似ていますね。

巨大煙突は
写真だと迫力が伝わらない…。

さらに進んでいきます。

突き当りの分岐です。

右側は行き止まりですが、
竪坑跡があるので、見に行きます。

鍛冶屋の炉跡です。

この横に炉跡がありますが、
写真がブレすぎてて、
何が映っているか
よくわからない状態に…。

そしてこの奥には…

竪坑跡です!

地下250mまで
掘られているようです。

どうやらもう100年以上経ち、
中も崩れてしまっているようで、
もう見る事はできないようです。

看板の下には
QRコードが付いており、
youtubeにて
竪坑道内部を撮影した映像と、
開山100周年を機に作られた
遊泉寺銅山の歴史を紹介する動画
見る事ができます。

※この辺は電波が悪いため、
動画は後で見るしかありません。

分かれ道に戻って、
次に進んでいきます。

すぐに階段が出てきます。

階段の幅が不自然で、
歩きにくくて、足にきますね。

階段結構あります。

ここで分岐です。

左が砂山の頂上、
右が遣水観音霊水堂の方になります。

先に遣水観音山へ向かいます。

砂山の頂上は
帰りにぐるっと回って、
砂山口の分岐に出て、
戻れるので、後で寄ります。

開けてきましたが、
木が多くて景色は見られません。

砂山と遣水観音の分岐から
一気に下っていくと、
川が出てきます。

川の途中を左に曲がると

渡れるようになっているので、
進んでいきます。

すると見えてきました。

遣水観音霊水堂到着!

湧き水の横には観音堂が。

ちなみにお地蔵さんって
手を合わせたり、拝んだりするのは
タブーだとされてますが、
写真を撮るのも
あまりよくないんですよね。

大して変わりませんが、
少し遠目で写真を撮っています。

ここのお地蔵さんは管理されているので、
特に問題ないと思いますが。

こちらで大量のペットボトルを持ってきて、
水を汲みに来ている方がいました。

流石県内でも人気の名水ですね!

私は帰りの楽しみに取っておくとして、
先に遣水観音山へ向かいます。

遣水観音霊水堂~遣水観音山

元々は白山信仰の霊場だったので、
遣水観音山は女人禁制でしたが、
現在は整備された登山道です。

霊水堂から進んですぐの所に
登山口があります。

出発点(ピンボケ)!

距離はそこまでありませんが、
400mほど一気に上がるので、
急登ではないものの、
なかなかキツい登坂です。

1合目、2合目、3合目と
1合目ごとに看板があります。

階段長い…。

5合目まで来ました。

観音堂跡到着!

山の名前の由来にもなった場所です。

昔の観音堂と像は消失して、
この中身は空っぽだそうです。

右側には石仏があります。

観音堂の右側が頂上へ続く道です。

この観音堂からは
ゆっくり歩いても20分だそうです。

確かにそれくらいの距離でした。

階段が減り、
登りもかなり緩やかになりました。

鉄塔巡視路です。
鉄塔を巡って、
霊水堂に降りてこられますが、
今回はやめておきます。

こちらの鉄塔も
見に行くのは止めました。

頂上近くの鉄塔だけ
楽しみにしておきます。

頂上に向けて、進みます。

8合目!
もう登りも緩やかです。

自然に癒されながら、
徐々に頂上に近づいていきます。

見えてきました。

遣水観音山到着!

遣水観音山頂上・鉄塔

こちらが展望所です。

日本海までは見えませんでした。

気温も24度。結構暑いです。

頂上で一通り写真を撮り、
下山…の前に鉄塔を見に行きます。

頂上から鉄塔までは往復でも
5分かかりません。

そして鉄塔です!

迫力ありますね。

もちろん下から撮ります。

この辺アブが大領発生して、
うっとうしかったです。

駐車場でこれを塗っておいたので、
そこまで寄ってこなかったです。

虫よけ対策はしておいた方が
良さそうです。

遣水観音山~遣水観音霊水堂

鉄塔から頂上へ戻ってきました。

帰りはつくばね新道を通り、
周回して霊水堂まで戻ります。

新緑はいいですよねぇ。
木漏れ日が気持ち良いです。

急にユズリハが自生して、
周辺の雰囲気が変わったので、
ちょっとびっくりしました。

コアジサイ!

仏大寺町方面へ進みます。

初夏に花をつけるシラキ。

花は咲いていませんね。
まだ少し早いです。

杉の並木道に入りました。

花粉症の人は春は厳しそうですね…。

途中に看板があると、
迷わなくて済みますね。

この近くには…

九社谷到着!

特に看板はなかったです。
あるのは三角点のみでした。

途中この道が正解ですが、
右にも道があり、
間違って進み、途中で気が付きました。

かなり登るので、
おかしいと気が付きました。

遣水観音山からはほぼ下りしかないので、
注意です。

コケ付きの岩場が滑りやすく、
2回ほど転びました。

杉林を進んでいきます。

エゾアジサイ!

ミヤコワスレ!

降りてきました。
霊水堂まで平坦な道が続きます。

仏大寺町方面へ。

どんどん進んでいくと…

霊水の里仏大寺分岐到着!

こちらから登っている方も多いです。

つくばね新道は
6組ほどすれ違いました。

遣水観音山霊水堂へ戻ります。

このアスファルト道をひたすら進み、
約10分ほどで、

遣水観音山霊水堂に戻ってきました!

朝は人もいっぱいいましたが、
並んでいなかったので、
私も遣水観音霊水に
あやかりたいと思います。

冷たくて美味しいですね。

あまりにも口当たりが良く、
ゴクゴク飲んでしまいました。

平成の名水百選にも選ばれており、
私も水を汲んで持って帰りました。

行動食もほとんど何も食べてないので、
軽く食べて遊泉寺砂山へ向かいます。

遣水観音霊水堂~遊泉寺砂山

遊泉寺砂山へ向かいます。

先ほど通ってきた道を戻っていきます。

行きでは一気に下ってきた道。

帰りは登りが少し足にきました。

遣水観音山と砂山の分岐に戻りました。

巻上げ装置跡なんてあったんですね。
見逃していました。

いざ頂上へ!

といっても、
ここからはすぐ着きます。

遊泉寺砂山到着です!

普通の休憩所みたいな場所ですが、

展望スポットになっております。

小松市街が一望できます。
木が邪魔で、
あまりきれいに見えないですけどね笑

遊泉寺砂山~駐車場

遊泉寺砂山から
遊泉寺銅山ものがたりパーク
通ってない方の道を通って、
こちらも周回して下山します。

廃鉱を捨てた砂山。

こちらも階段があります。

こちらの方が登るの大変そうですね。
やはり順路通りに進んで、
正解だったかもしれません。

こいつはタツナミソウ!

いっぱい生えています。

サクサク降りて見えてきました。

桐の木谷。
当時の水源地だった所です。

え?キンノキダンって読むの!?

そしてすぐに見えてきました。

砂山口の分岐に戻ってきました。

ここまでくれば、
もうほぼ終わりです。

カタバミ!

ヘビイチゴも咲いていました。

行きの時は全然気がつきませんでした笑

梅の木の近くの駐車場
何台か停まっていました。

ようやく見えてきました。

ゴール!

駐車場まで戻ってきました。

車は他に5台くらいありました。

ここに戻ってきたときに
里山みらい館を管理されている
コマツのOBの方に
この辺の事を色々教えて頂きました。

温泉はピュア涌泉寺

遊泉寺銅山跡のすぐ近く、
ピュア涌泉寺に来ました。

これで「ゆうせんじ」と読みます。

ほぼスーパー銭湯のようですが、
一応源泉かけ流しです。

となりはコインランドリー。

田舎の銭湯感がかなり強いです。

入浴料とサウナ代が
別なのはありがたいですね。

サウナは好きですが、
登山後は暑い中歩いて、
汗もすでにかいているので
入る気にもなりません。

しかも入浴料だけだと、
かなり安いです。

歩行湯や滑り台など、
変わった温泉でした。

高温の熱いお風呂もあるので、
熱いお湯が好きな方にもおすすめです。

ドライヤーが1分10円でした。

ピュア涌泉寺温泉- Instagram

外の水槽で鯉が泳いでいます。

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