登山中でのタンパク質を考える【行動食】
登山へ持って行く行動食ですが、
高カロリーの食べ物を持って行くと
糖質が多い食べ物ばかりに
なってしまいがちです。
そのため、
登山中にタンパク質を
摂る事がおろそかになっていると
感じていました。
登山でタンパク質を
積極的に摂取する事は
登山の行動中も
登山後の疲労回復にも
効果があると感じたので、
一度真剣に考えてみたいと思います。
登山でのタンパク質の重要性
タンパク質は我々の身体の源となり、
体内でタンパク質は
新しく作り変えられています。
人間の身体の約60%は
水で出来ているのは有名ですが、
約20%はタンパク質でできています。
筋肉はもちろん、
内臓や肌、髪の毛、爪など
身体のあらゆる重要な部分は
タンパク質で構成されています。
日常生活でも
体重に対して1g以上のタンパク質を
摂った方が良いと言われています。
つまり私の体重は70kgくらいなので
70g以上ののタンパク質を
摂った方が良いとの事です。
登山中は荷物を背負い、
常に動き続けているため、
日常生活以上に
タンパク質を必要としています。
そのため、
最低でもその1.5倍
私なら102g程度のタンパク質を
摂る事が望ましいです。
登山でタンパク質を
実際に積極的に摂ることで
- 登山中のパフォーマンスが良くなる
- 登山後の疲労回復に効果あり
- 縦走などの次の日の登山で
身体の動きが良くなる
など身体の動きが違う事が
身を持って知る事ができました。
タンパク質は
摂り過ぎると良くないと言われます。
私も過去に腎臓病を患ったので、
摂り過ぎないようにはしていますが、
そもそも1日の必要量が
かなり多いので、
あまり気にする必要は
無いかと思います。
それよりもタンパク質を
必要量摂る事の方が難しいです。
タンパク質を摂るのは難しい
食品でタンパク質を摂るのは
かなり難しいです。
卵1個:タンパク質6g
豚肉100g :タンパク質14g
カマンベールチーズ100g:タンパク質19g
高タンパク食品で知られる
卵、豚肉、乳製品でも
100gのタンパク質を摂る場合は
結構食べないといけません。
1日に卵17個も食べたくありません笑
しかも登山に肉を持って行って
焼いて食べるのも難しいと思います。
なんとか登山で
効率よくタンパク質を摂るために
今年は登山中に食べやすい
高タンパク行動食を
色々試していました。
登山におすすめ高タンパク行動食
登山に高タンパクの
食べ物を持って行くにしても、
行動食なので、
なるべく気軽に持ち運べるものを
持って行きたいです。
実際登山に持って行って良かった
高タンパク行動食を
紹介します。
プロテインバー
携帯しやすくて
高タンパクなものといえば
思いつきやすいのは
プロテインバーですね。
こちらのプロテインバーが
値段も安くて美味しいのですが、
チョコレート系は
登山に持って行く際や
夏場は溶けてしまいます。
最近はグラノーラ系の
プロテインバーを持って行く事が多いです。
以前はこのプロテインバー
全然美味しくなかったのですが、
最近コンビニで見かけた時に
「フルーツ感アップ」と書かれていて
何か変わったのかな?と
買って食べてみると
かなり美味しく食べやすくなっていました。
私はプロテインバーを箱買いしており、
普段の昼食代わりに
食べている事が多いです。
これでタンパク質10gも摂れるので、
普段の食事でもタンパク質を
積極的に摂るために
昼食代わりや
小腹が空いたときによく食べています。
高タンパクカップヌードル
山で昼休憩などでカップヌードルを
食べる方も多いですが、
最近はタンパク質が多く含まれた、
カップヌードルも販売されています。
このカップヌードルプロは
タンパク質が15gも入っていて、
登山におすすめです。
登山で食べる事も多いカップ麺を
高タンパクな物に変えてみるのも、
登山中のパフォーマンス向上に
つながります。
ソーセージ系(加工肉)
近年では手軽にタンパク質が摂れると
人気がでている
サラダチキンがありますが、
コンビニなどで売っている
サラダチキンは
汁気がありますので、
一度持って行った事はありますが、
手がベタベタになり、処理が面倒です。
そこでおすすめなのが
ささみプロテインバーです。
こちらも行動食に丁度良いです。
タンパク質も1本11gは
ありがたいです。
袋から出してみると
形は魚肉ソーセージのようです。
この状態で持って行くのであれば
行動食として持って行くのも
面倒ではありません。
赤テープ部分は
すぐちぎれてしまうのですが、
ちぎれてしまっても
開封は意外とらくに開けれる事ができます。
日常的に食べるには
そこまで美味しいものではありませんが、
登山で食べると意外に美味しいです。
今回食べたのは
ブラックペッパー味で
結構コショウが効いていますが、
香辛料が苦手な私でも
食べる事ができました。
コンビニでもたまにみかけます。
レモンフレーバーも
意外と美味しかったです。
もちろん魚肉ソーセージも
加工肉なので
タンパク質が多く含まれています。
こちらも普段食べるのには
そんなに美味しいとは思いませんが、
登山で食べると
塩気が効いていて美味しく感じます。
ただし魚肉ソーセージも
どちらかといえばタンパク質よりも
糖質が多めなんですよね…。
登山ではなかなか肉を食べる
というのは難しいので、
テント泊などで
何か山ご飯を作る際に
肉の代わりに
魚肉ソーセージやスパムなどを
入れる事が良くありました。
ハムやベーコンなどであれば
荷物でかさばる事はないので、
加工肉を持って行くのも
良いかもしれません。
小魚アーモンド
小魚アーモンドは
最近行動食に取り入れました。
魚がそのまま入っているので、
当然高タンパクです。
カロリーも高く、
栄養も豊富なので、
登山中の栄養補給にピッタリでした。
甘みと塩分もあるので、
汗をかいた後は
特に美味しく感じます。
余ったら酒のおつまみにもなるので、
無駄にならずに済みます笑
小袋で買えば、
そのまま登山に持って行けますし、
大きさも丁度良いので便利です。
卵
卵は高タンパクでおすすめです。
普段でも朝は
卵を食べるようにしています。
コンビニならどこでも
ゆで玉が売っています。
すでに塩気が含まれており、
味が付いています。
塩気があるので行動食にも良いですが、
殻を割るのが面倒で
手が汚れている時に食べづらいので、
結局登山前に食べてしまう事が
多いです。
もういっそプロテインを持って行けばいいんじゃ…
前回登山へ行く前に
もういっその事
普段飲んでいるプロテインを
登山に持って行けばいいのでは?
と思いつきました。
しかしながら、
プロテインシェーカーまで
持って行くのもなぁと思っていると
プロテインシェーカーの代わりが
あるじゃないですか!
登山好きのみなさんお馴染みの
ナルゲンボトルです!
ナルゲンボトルに
プロテインを入れて持って行き、
下山後すぐに水で混ぜて
飲みました。
すぐにタンパク質を摂った効果かは
わかりませんが、
次の日の筋肉痛は
いつもより軽かった気がします。
もはやナルゲンボトルがあれば
登山に持って行きたいものは
何でも便利に持ち運べるのでは?
と思ってしまいます。
現在プロテインは
こちらを使っています。
ファインラボのストロベリー味は
水でも全然美味しく飲めました。
即効性を期待するならアミノ酸サプリメントを
タンパク質はアミノ酸で構成されており、
タンパク質はアミノ酸に分解されないと、
体内に吸収する事ができません。
タンパク質がアミノ酸に分解されるまで
4時間近くかかります。
登山中にすぐ効果が出るものが良い!
という場合は
アミノ酸サプリメントがおすすめです。
こちらは別記事で紹介していますので、
合わせて読んでみてください。
積極的なタンパク質摂取で登山を楽しもう
身体の源になるタンパク質は
- 登山中のパフォーマンスが良くなる
- 登山後の疲労回復に効果あり
- 縦走などの次の日の登山で
身体の動きが良くなる
など登山にとって必須栄養素である事が
身を持って知りました。
行動食が糖質の多い物になりがちですが、
タンパク質も考慮すると
より登山が楽しめると思います。