【CERRO TORRE】腰や背中が痛い、パッキングが苦手な人にセロトーレザックがおすすめ!【レビュー】
登山を始めた頃から、
ずっとセロトーレのザックを
使い続けています。
かなり使い勝手の良いザックで、
私のように腰が悪く、
肩や背中を痛めやすい人には
おすすめのザックになります。
小屋泊、日帰り登山
メンズ
小屋泊、日帰り登山
ウィメンズ
テント泊用男女兼用
セロトーレのザックのメリット【良い点】
セロトーレのザックは
日本人の体格に合った作りで、
使い勝手の良いザックになっています。
部活動や山岳会などの
登山系の団体でよく使われており、
特に荷物が増える登山では
大活躍する機能が備わったザックに
なっています。
腰、肩ベルトの機能により、腰や肩を痛めにくい
腰ベルトは他のメーカーに比べ、
大きく、しっかり腰を包み込んで、
サポートしてくれます。
この腰ベルトには
F3Dと呼ばれる機能が備わっています。
F3DとはFlexible 3Dの略で、
柔軟で立体的に腰ベルトが可動し、
登山中の歩行をサポートします。
小屋泊、日帰り用のザックは
テント泊用と
少し腰ベルトの形が違いますが、
仕組みは同じです。
上と下に分かれている腰ベルトが
しっかり腰を包み込んで、
支えてくれます。
腰をしっかり固定しつつも、
歩行の動きに合わせて、
ベルトがしなやかに動くので、
歩行中の動きを妨げる事がありません。
使い始めは腰ベルトが固く感じますが、
慣れてくると、
腰をしっかり支える感覚がわかります。
ザックを担いだ時に、
肩を使わずに腰ベルトだけでも、
ザックが立ち上がります。
そのため、
ザックの荷物が増え、重くなっても、
担ぎやすくなります。
ショルダーハーネス(肩かけ)部分は
BCショルダーハーネスと呼ばれています。
BCとはブーメランカーブの略で、
このショルダーハーネスのカーブが
日本人の体型に合わせやすく、
身体にフィットし、圧迫感がなく、
登山中の歩行をサポートしてくれます。
また、このパットが
体型にしっかりフィットします。
この細かいベルトの作りが、
日本人の体型に合わせやすく、
他のザックの比べて、
長時間ザックを担いで登山をしても、
腰や肩を痛めにくいようになっています。
パッキングしやすい(収納しやすい)
セロトーレのザックは
収納箇所がかなりシンプルです。
雨蓋部分の収納は
日帰り用は1か所、
テント泊用は2か所あります。
アクセスできる収納部は
上からはもちろん、
左右にもあります。
(日帰り、小屋泊用には
左右のアクセスはありません。)
下からもアクセス可能です。
通常収納は1気室ですが、
巾着状になっているため、
ヒモを引っ張って締めると、
2気室に切り替える事も可能です。
セロトーレのザックは
とにかく多くの荷物が入ります。
ザックを担いだ時に
肩の上の部分のベルトを緩めると、
雨蓋を上に伸ばせます。
雨蓋が伸びた分、
収納スペースが増えるようになっています。
雨蓋を伸ばす前の状態。
限界まで上に飛ばしてみると、
ここまで伸びます。
表示容量の+10Lくらいは
入ると思います。
ちなみにセロトーレのザックに
表記されている容量は
この雨蓋を伸ばしていない状態の容量に
なっています。
写真を見ていただくとわかりますが、
パッキングがかなり下手で、
ザックが歪んでいます笑
そんなパッキングが苦手な人でも
荷物が入らなくなった…
という心配がないザックで、
荷物の量が多い方にもおすすめです。
ちなみに
ハイドレーションも付いていますが、
使ったことはありません。
丈夫な作りで、壊れにくい
登山を始めたのが大学の部活動で、
長期登山で必要だったため、
人生で一番最初に買ったザックが
実は80Lのビックホーンです笑
当時はこのザックの
使い方は荒かったです。
雪山でこのザックをソリにして、
滑ったりしていましたが、
絶対にやらない方がいいです笑
また、手入れは面倒だったので、
1年に1度綺麗に洗う程度しか、
やっていませんでしたが、
結局8年くらい使いましたが、
腰ベルトが緩みやすくなったくらいで、
穴も開いていないどころか、
補修をした事もありません。
デメリット【悪い点】
セロトーレのザックの
デメリットも上げていきます。
昔からあるザックなので、
多少改良はされていますが、
どんどん進化する
他のメーカーのザックと比べ、
華やかさはありません。
重い
セロトーレのザックは
同じ容量のザックに比べ、重いです。
他のメーカーの
テント泊用ザックの場合、
大体2,000g前半くらいの重さが
普通ですが、
セロトーレのザックは
60Lのパンサーで、
2,650gあります。
肩や腰のベルトなど、
機能性が高い部分が多いため、
重量が重くなってしまうのは
仕方ありません。
ザック自体は重さはありますが、
セロトーレのザックは
日本人の体格に合わせ、
背負いやすくする機能が備わっています。
そのため、
ザックそのものは重くても、
担ぎやすく、荷物が重くても
軽く感じるザックになっています。
煽り文句が…
セロトーレジャパンさん (@CerroTorreJapan) / Twitter
ザックの容量や担いだ時の感じなど、
SNSや購入ページの煽り文句が強めで、
商品の良さを伝わりにくくしている
気がします。
煽り文句が強めなので、
怪しい広告に見えてしまいます。
しかし、
実際に使ってみればわかりますが、
宣伝広告の通り、
容量もしっかり確保されており、
担いだ時に身体を痛めにくく、
担ぎやすい使い勝手の良い
ザックなのは間違いありません。
市販で売っている所が少ない
ザックを選ぶ際は
実際に担いで、合うものを探したいのですが、
セロトーレザックは
取扱店が少なく、
市販で売っている所がほぼありません。
地域によっては
実際に試す事ができないので、
購入をためらってしまいますが、
テント泊用のセロトーレザックは
ネット注文時に自分自身の
身長や体重、
体格(細い、普通、太い)などを
伝えると発送前に体格に合わせて、
調整して出荷してくれます。
セロトーレザック使い分け
スプリンガー | パンサー | ビックホーン | |
容量 | 35L | 60~70L | 80~90L |
重さ | 1,850g | 2,650g | 2,680g |
背面長 | 調整不可 | 調整可(ベルクロ式) | 調整可(レール式) |
パンサー、ビックホーンは
男女兼用になります。
35Lのスプリンガーは男性用で、
同じ35Lで女性用の
リンクスがあります。(リンクス:1,720g)
色の種類(男性用)は
- オールブラック
- インクブルー
- コーラルレッド
があり、シンプルで使いやすい色に
なっています。
女性用の軽量ザックは
男性用より淡い色になっています。
スプリンガー(35L)【SPRINGER】
日帰り、小屋泊用に使っているザックが
スプリンガーです。
正直日帰り用のザックであれば、
他のメーカーでも
良いザックがあるため、
私は背中を痛めやすく、
合わないザックが多かったので、
日帰りザックも
大学時代から使い慣れた
セロトーレにする事にしました。
スプリンガーにすると、
腰ベルトのおかげか、
背中と肩が痛くなる事が
かなり減りました。
こちらのザックは
背面長の調整はできません。
セロトーレのザックは
テント泊用の
大きい容量のタイプのザックのみ
背面長の調整が可能です。
スプリンガーと同じ35Lで、
女性用のザックは
LYNX(リンクス)になります。
パンサー(60~70L)【PANTHER】
テント泊用に使っているのが、
パンサーです。
2泊前後のテント泊なら、
余裕で荷物が入ります。
テント泊でも、
登山中の行動時間が長く、
腰や肩が痛くなりやすい人は
おすすめのザックです。
背面長を調整が可能です。
ネット注文した場合は
自分自身の体格を伝えておくと、
発送前に体格に合わせて、
調整して出荷してくれます。
背面長を自分で調整する場合は
背中が当たる部分のチャックを開け、
内側のパットが
面ファスナー(マジックテープ)で、
固定されています。
これを外すと可動するので、
調整してマジックテープで止めれば、
固定できます。
ビックホーン(80~90L)【BIG HORN】
長期テント泊用ザックの
ビックホーンです。
初めて買った登山用ザックです。
そのため、写真は
かなり前のモデルになります。
大学時代は1週間登山する事もあり、
40キロ弱担ぐ事もありました。
80L以上で、
重い荷物を担いで登山へ行ける
腰や肩を痛めにくいザックを
探している場合はおすすめのです。
容量がかなり大きく、
4泊以上する事がない限り、
もはや使う事ないかもしれませんが、
大学時代の思い出に取っておいたのと、
たまにキャンプする時に
キャンプ道具一式詰め込めるので、
荷物の運搬に使っています。
結局8年くらいつかいましたが、
腰ベルトが緩みやすくなったくらいで、
穴も開いていないどころか、
補修をした事もありません。
こちらもネット注文で、
自分自身の体格を伝えておくと、
体格に合わせて調整して、
出荷してくれます。
自分で背面長を調整する場合は
背中が当たる部分の下に
マジックテープが付いているので、
それを外します。
マジックテープの下のベルトを緩めると、
背中に当たるパット部分の下が
レールが通っているので、
動かす事ができるように
なっています。
ザックカバー
今回紹介したセロトーレのザックは
ザックカバーはついていません。
(内蔵されているザックもあります。)
登山中は急な雨に備えて、
ザックカバーを用意しておきましょう。
ザックカバーは必要か
登山始めたころは
ザックカバーを付けるのは
当たり前でした。
最近はザック内の荷物を
防水性の高い袋、
スタッフバックやパックライナーと
呼ばれる袋に入れて収納して、
ザックカバーを使用しない人も
多いようです。
雨の日に地面にザックを置くと、
泥が付いて落ちにくくなります。
ザックの泥汚れは落ちにくいのと、
ザックは頻繁に洗わないので、
ザック自体を汚したくありません。
また、
ザックに雨が当たり続けると、
ザック自体が水分を含んで、
重くなるので、
できればザックカバーはした方が良いです。
ザックカバーは大きめのものを
ザックカバーは
ピッタリサイズの物をではなく、
少し大きめの物を使っています。
理由は
- 外付けする事が多い
- ザックのサイズギリギリまで、
荷物を入れる事がある
からです。
外付けしたり、
荷物をギリギリまで詰め込むと、
ピッタリサイズのザックカバーでは
入らなくなるため、
少し大きめのザックカバーを
使用しています。
そのため、
80Lのビックホーンは
100Lのザックカバー。
65Lのパンサーは
80Lのザックカバー。
35Lのスプリンガーは
45Lのザックカバー。
を使っています。
黄色のザックカバーを使う理由
色はなんとなく黄色にしています。
理由は大学ワンゲル時代に
迷ったときに、
見つけてもらいやすい色として、
ザックカバーは黄色にするルール
だったからです。
もはや小学校のランドセルカバーと
同じ理由なのですが笑、
黄色は目立つだけでなく、
海外では「安全を祈願する色」
として使われる事も多いので、
登山での安全を祈って、
今でも黄色のザックカバーを
使っています。
小屋泊、日帰り登山
メンズ
小屋泊、日帰り登山
ウィメンズ
テント泊用男女兼用