十五少年漂流記は小中学生はもちろん、大人になっても面白い!冒険の始まりだ!
『十五少年漂流記』は
小中学生の頃に
読書感想文の推薦図書として
名前が挙がる
小中学生向けの小説として
名前は知っている人も多いと思います。
この小説は大人になっても楽しめて、
冒険心をくすぐり、
思い出させてくれる
素晴らしい小説だと思っているので、
あらすじ程度ですが
書いていきたいと思います。
私も何度も読んでは失くし、
新たに買いなおしては
読んでいます笑
もし子供がいる方なら、
親子で感想を言い合うなんてのも
良いかもしれませんね。
『十五少年漂流記』の
- あらすじ
- 登場人物
- 何故子供から大人まで楽しめるか
もちろんブログタイトルも
この小説からきています。
『十五少年漂流記』
『十五少年漂流記』は
SFの父とも呼ばれる
ジュール=ヴェルヌ(ベルヌ)作の
冒険小説です。
日本では明治29年に
フランス語から英訳されたものを
日本語訳されものが
日本で出版されたのが最初です。
その時のタイトルは『十五少年』
だったそうですが、
昭和26年にはこの
『十五少年漂流記』の
タイトルが使われるようになりました。
あらすじ
14人が通う寄宿学校が
夏休みに入り、
夏休みの間、帆船スラウギ号で
明日から
ニュージーランドの海岸を
一回りする予定でした。
しかし、明日まで待てない
14人の子供たちが
夜にスラウギ号に乗り込みます。
しかし、いつの間にか
スラウギ号と桟橋を繋いでいた
綱がほどけてしまい、
乗り込んだ14人の子供たちと
船で寝ていた
見習い水夫のモコ
犬のファンだけを乗せて、
沖の方へと走り出してしまいます。
道中嵐にあいながら、
座礁を繰り返し、
なんとか無人島へと
辿り着きます。
年齢も8歳から14歳とバラバラの
個性的な15人の子供たちは
協力し合い、
それぞれの個性を活かしながら
辿り着いた無人島で
生活の基盤を
作り上げていきます。
登場人物(15人の少年と1匹)
登場人物を書いていこうと
思いますが、
もしかしたら
ネタバレになるかもしれないので、
気になる方は飛ばしてください。
年齢は初年度です。
翻訳によっては
名前が異なる場合があります。
ブリアン(13歳):フランス人
ジャックの兄で、
『十五少年漂流記』の中心人物。
勉強は嫌いだが、頭の回転は速く
上級生にも堂々と意見を言えて
下級生には手を差し伸べることもあり、
みんなから慕われています。
ドニファンとは仲が悪く
一方的に敵意を持たれています。
ドニファン(13歳):イギリス人
こちらも『十五少年漂流記』の中心人物。
イギリス人グループのリーダー的存在。
金持ちの地主の息子で、
頭が良く負けず嫌いな性格。
気取り屋で
人に押さえつけられたりするのが嫌いで
「ドニファン卿」というあだ名が
あります。
射撃の名手で狩猟が得意です。
ブリアンを一方的に敵視し、
度々揉めますが、
物語後半で別の一面を見せるように
なります。
ゴードン(14歳):アメリカ人
15人の中で最年長で、ファンの飼い主
『十五少年漂流記』の中心人物。
冷静沈着で島に漂着した時も
落ち着いた様子を見せます。
ブリアンとドニファンの喧嘩の
仲裁役でもあります。
植物に詳しく、その分野で
島でも活躍します。
ジャック(10歳):フランス人
ブリアンの弟で、
普段はとても明るい性格ですが、
島に来た途端大人しくなり、
別人のようになってしまいます。
クロッス(13歳):イギリス人
ドニファンのいとこで、
地主の息子。
ドニファンをとても尊敬しています。
ドニファンの意見には全て賛成します。
ウィルコックス(12歳):イギリス人
父親は裁判所で働いています。
狩猟で役立つ罠を考案し、
重宝されます。
こちらもドニファンを尊敬しており、
ドニファンの意見には全て賛成します。
出版社によっては年齢が
13歳の場合もあります。
ウェッブ(12歳):イギリス人
父親は裁判所で働いています。
気の強い性格で、
こちらもドニファンを尊敬しており、
ドニファンの意見には全て賛成します。
出版社によっては年齢が
13歳の場合もあります。
バクスター(13歳):イギリス人
商人の息子で、
手先が物凄く器用です。
そのため、
島で役立つ道具や大工仕事等で
活躍します。
島での出来事を残しておくため
日記をつけています。
サービス(12歳):イギリス人
陽気な性格で、
『ロビンソン・クルーソー』や
『スイスのロビンソン』といった
冒険物を愛読しています。
その主人公に憧れて、島の動物を
飼い慣らそうとします。
家畜の飼育や料理を担当します。
ガーネットと仲が良いです。
ガーネット(12歳):イギリス人
15人が乗っていた船、
スラウギ号の所有者の息子です。
サービスと仲が良く
一緒に家畜の担当をします。
アコーディオンが好き。
ジェンキンズ(9歳):イギリス人
ニュージーランド王立科学協会の
会長の息子です。
15人が通う寄宿学校の中では
一番優等生です。
アイバースン(9歳):イギリス人
牧師の息子で、
ジェンキンズと同じく
寄宿学校の中では優等生です。
ドール(8歳):イギリス人
陸軍将校の息子で、
意地っ張りな性格。
甘い食べ物が好きです。
コスター(8歳):イギリス人
登場人物の中では最年少
(ドールは半年年上)
陸軍将校の息子で、
とても食いしん坊です。
モコ(12歳):黒人
見習い水夫として船に乗っていた
スラウギ号の乗組員です。
とても器用でボートの操縦や料理等
島の生活の多くの事で活躍します。
ブリアンを慕うようになります。
ジャックの元気が無くなった理由を
最初から唯一の知っていた。
ファン:犬
ゴードンの飼い犬で
狩猟等で活躍します。
小学生の時と大人になって読むのでは別の発見がある
ネタバレになるので
あまり書かないようにはします。
『十五少年漂流記』は
今読んでも面白かったです。
小学生の時にワクワクした気持ちが
思い出されました。
子供の時に思ったこと
初めて読んだのは
小学校4年生の時です。
その時は
とにかく日常では味わえない
ワクワクドキドキの
冒険が詰まっていたので、
そこまで小説が好きではない
私でもどんどん読み進められました。
みんながそれぞれの特技を活かし、
出来ないことは
出来る者が補う。
工夫次第で出来ることが増えたり、
1人1人が個性を活かし
挑戦しているからこそ
多くの発見があり、
生活を豊かにするための
道具がどんどん産み出されていく
といった内容の読書感想文が
発見されました笑
(発見された読書感想文は
何枚かあるはずなのですが、
見つかったのは
最後の1枚だけでした笑)
大人になっても楽しめる
ネタバレになるので
簡単に書きますが、
- 小学生の頃は疑問にも思わなかったモコの扱い
- ブリアンVSドニファンそしてドニファンの成長
- 急に性格が変わったジャックの葛藤
- 物語の終盤、15人の成長とラストバトル
等々
小学生の頃と今の自分で
感じ方はかなり違うと思います。
大人になっても
楽しめると思いますので、
大人だからこそ
読んでみてほしいです。
そして自分もいつか
子供ができたら
この本を勧めたいです。